中国語翻訳スタッフ

王 媛媛

(おう えんえん)

翻訳した特許技術が、
どこかで誰かの役に
立っているかもと想像

誰かの役に立つ喜びを、特許翻訳で

中国の大学で日本語を学び、日本の大学院へ。母国語と日本語を活かして仕事をしたいと思いました。大学時代に、翻訳会社でアルバイトをしていて、特許翻訳にも携わったことがあったんです。難しい仕事であることはわかっていましたが、未知の世界に接することができるし、自然にいろんな知識を身につけることもできるので、私にとっては魅力的な仕事でした。

特許は最終的に商品化されて、人々の役に立つ可能性があるものです。自分が関わった特許技術が、誰かの役に立っているかもしれない・・・そう想像すると、幸せな気持ちになるんです。

実際に、家にある空調は、今翻訳をしているあのメーカーのものだから、もしかしたら、私が翻訳した特許技術が使われているかもしれない!と想像することもあるんです。この仕事が本当に好きで、情熱を持って、仕事に取り組んでいます。

具体的にイメージできるようになるまで

明細書を読む時は、頭のなかに図面を思い浮かべながら読むようにしています。より具体的に理解して翻訳することが大切だと思うからです。また日本語から中国語に翻訳する時は、意味だけを伝えようとするのではなくて、現地の審査官に対して的確に伝わる表現を模索します。そうすることで、好印象になるかもしれない・・・特許の取得に貢献できればと思うからです。

調べたり、聞いたり、翻訳したりして、1件1件に取り組むうちに、こんな電気回路になっていて、内部構造はこうなっているなど、わかるようになってくるので勉強になります。

特許翻訳はただ翻訳すればいいというわけではありません。法律の知識も必要で、法律文書や特許法の本を読むなどして、日本や中国の特許法を学び続けています。

PROFILE DATA

王 媛媛(おう えんえん)

大阪教育大学大学院国際文化専攻 修士号取。2007年入社後、中国語翻訳業務に従事。現在に至る。

資格など

日本語能力検定試験 一級合格

対応技術分野

▼自動車関連技術、空調・冷凍装置、流体機械、機械設備、ベルト伝動装置、印刷、その他各種処理装置 など

▼電子回路、画像処理、通信技術、コンピューター関連技術、情報技術、半導体、半導体記憶装置 など

▼化学、材料、バイオ分野
半導体プロセス、液晶・有機EL技術、有機・無機材料、電池など

対応言語

日本語、中国語(簡体字/繁体字)

休日の過ごし方

2歳の子どもの母。子どもと一緒にテーマパークなどへ出かける。また、ママ友との交流を通して、中国とは異なる子育て文化に触れることができておもしろいという。